Toyota Innovation Summit 2026
Kenji Kushida
9月16日に豊田市のトヨタ本社で開催された「トヨタ・オープンイノベーション・サミット」で、基調講演を務めさせていただきました。
サミットは大盛況で、2日間の日程で各日、インパーソンだけでも約250名が参加し、世界中から25社以上のトヨタ系VCの投資先企業が駆けつけ、トヨタグループ各社からも多数の参加があったので色々な出会いの場となりました。
今は各方面で激動の時代であり、既存の自動車業界という枠よりも大きな形でユーザーの価値観が変化している最前線であるシリコンバレーから、忖度無しで直球を投げ込みました。
講演後も様々な分野や課題について深く掘り下げて議論することができて嬉しかったです。日本の中核産業のメインプレーヤーとして尊敬し続けているトヨタグループには次の競争の土俵でも勝って欲しいからこそ色々インプットさせていただきました。
スライド52枚を30分ちょっとでこなしたので、消火栓から水を飲むような感覚を含めて、今のシリコンバレーからのスピード感をお伝えできたと思います。
私の基調講演は二つ目で、その前には著名なフィジカルAI系などに非常に強いシリコンバレーのVC、アダム・グロッサー氏の講演でした。モビリティ、インフラの最前線の知見と、その根底にある考え方は刺激的でワクワク感がある一方で、私としはそれを聞いていたら日本に直面している状況に対して危機意識を強めました。フィジカルAIは日本が強いんじゃないか、という発言を色々聞きますがこれを本気で掘り下げて、具体的に何の根拠があり、その強みは実際にどこにあり、どのようにスケールし、どうやったらもう見え始めているディスラプションを避けられるのか、という解像度が高い議論と戦略の必要性を感じました。