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活動報告

JWIBA講演

Kenji Kushida

シリコンバレーでの女性活躍を推進するNPO、JWIBAでパネル登壇の機会をいただきました。

トピックは「不確実性が高まる世界で通用するスキル」で、持ち時間が5分だったので、私から紹介するスキルは3つに絞りました。

1つ目はクリティカルシンキング(批判的思考を訳されることが多いのですが、それは直訳で、意訳すると本当は「批判」ではなく「常に分析的な思考」です。)で、情報が溢れる現代社会において1)誰がこの情報を発信しているのか、2)なぜこの情報を発信していると思われるのか(発信側に何の得があるのか、3)発信側のビジネスモデルは何なのか(クリック稼ぎなのか?など)、4)なぜ信憑性があるのか、などといったことを論理的に考えていく力です。

2つ目はフレーミングです。人間は重要とそうでないもののフィルターと因果関係の思考モデルを作って世界を理解します。物事はフレームによって見方が変わります。例えばスマートフォンを電話でななく、プラットフォームと考えられなかった携帯電話メーカーはディスラプトされてしまいました。生成AIは今までの知識を学んでいるし、既存のフレーミングで何か聞いても新しいフレーミングを作り出したり、実情を捉えたフレーミング込みの答えは根本的に異なる手法の技術にならないと出してこないと思います。

3つ目が多文化コミュニケーションです。コミュニケーションには言語よりも深い複数の文化的要素があります。Culture Mapというとても役立つツールがあり、これを私流に紹介してます。例えば言葉以上にコミュニケーションが深いハイコンテクストなのか(日本)、言葉の意味のみで進めるローコンテクストなのか(アメリカ)、意見が対立するときはその場で反対意見を言うべきなのか別の場で伝えるべきなのか、組織はヒエラルキー形なのかフラットなのか、意思決定はトップダウンなのかコンセンサス重視なのか、などがあります。これらの要素を理解することでコミュニケーションがとりやすくなります。

これらの要素はAI時代にも役立つスキルだと思ってます。

静岡新聞さんがイベントに関して記事を書かれたので、共有します。


スキルとマインドセット編「未来をひらく”学び続ける力”」を獲得する。JWIBA サマーサミット2025再録https://bc.at-s.com/kiji/feature_well07